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レンズ千夜一夜

1.1 マクロスイター50mmF1.8 「1 標準レンズの女王を紹介します」

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さて、本来のレンズ千夜一夜の冒頭を飾るのは、
ケルン社のマクロスイター50mmF1.8

今を去ること約20年、東京青山に、レチナハウスという、
クラシックカメラ専門店がありました。
ご主人はクラカメコレクターがクラカメ販売者に変身した組。
それだけにカメラ、レンズに対する愛情はなみなみならぬものがありました。

彼の一押しはアルパでした。
マクロスイター50mmF1.8の暗いビル全体の壁面プリントを用意しています。
私のようなアルパに魅せられた人間が来店すると、
このプリントをライトボックスの上に載せて点灯します。
暗い闇に沈んでいると見えたシャドウ部が生き生きと立ち上がるのです。
見えないと思っていた情報が実はちゃんと隠されているのです。

「これ、マクロスイター50mmF1.8で撮ったんですよ」
殺し文句ですね。

アルパ9Dとセットで、かなり高額で入手しました。
そして、一度も失望したことはありません。

でも、これまで私は信じてきました。
女性の肌を濡れた感触で映してくれる。
ポートレートにもってこいのレンズ。
だけど、解像度はズミクロンの方が上。

でも、そうではなさそうです。
まず、次の一枚をご覧下さい。
この抜け良さはただ者ではありませんね。

なぜ、これに気づいたかは、次回に。
by Sha-sindbad | 2011-05-03 00:22 | MacroSwitar50/1.8 | Comments(0)