1907 仮想レンズ(2017年9月15日セプトン50㎜F2が高畑町を爽やかに)1 皮肉な綱渡り
銀塩フィルム時代のニコンレンズ群は、
まさに報道カメラマンが偏愛したように、
白と黒のコントラストが効いたメリハリのあるタッチで、
リアリズムの極致とも言える画像を生み出しました。
現代デジタルカメラ時代のほとんどの超高性能レンズ群、
偶然の出会いを除いて、使ってみたことがありませんが、
古いニコンレンズを遙かに凌駕する、超リアリズム、
そんな感じがします。
銀塩フィルム時代の写真家たちも魅了する超高性能の描写力、
それは、人間の視覚を遙かに超えてしまった感じがします。
皆さん、写真家も写真愛好家も、
レンズの性能不足を嘆く必要がなくなって、大満足、
そんな感じがします。
もしかすると、人類の視覚も、デジタル時代のレンズによって、
研ぎ澄まされてきているのかもしれません。
そんな潮流の中で、私はどんどん置いてきぼりになりそう。
私には、そんな超精密画像が気味が悪くてならないのですから。
それなのに、私も銀塩フィルムを使う経済的余裕が不足して、
ソニーα7のようなデジタルカメラに完全に移行して、
精度はかなり不足している銀塩レンズたちで、
いわばハイブリッドな高精密ボケ写真で我慢せざるを得ない。
かなり皮肉な綱渡りという感じ。
セプトン50㎜F2は、銀塩時代でも高性能をうたわれたレンズ。
私はともかく、セプトンの方はデジタル時代にすんなり適応し、
デジタル写真ライフを私より気楽に楽しんでいる様子。
by Sha-Sindbad
| 2017-11-12 23:59
| Septon50/2
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